災害に強い社会福祉施設づくりに向けて

福井県社会福祉協議会(以下「県社協」)では、地震等、様々な自然災害に対して、社会福祉施設の利用者等の生命を守り、支援の継続を確保するため、社会福祉施設自らが適切な防災対策の取組みをされることを支援するとともに、発災時における組織的な支援が県内施設相互の協力により行われるよう、基本的な枠組みの構築に向けて取組んでいます。

 

県内における社会福祉施設種別協議会相互間の災害時応援協定の締結

平成25年2月から、本県で発生した大規模災害により被災した施設への応援のあり方について、関係協議会により検討を重ねた結果、平成26年3月、高齢・障がい・児童の各分野の施設で構成する種別協議会5団体と県社協による災害時相互応援協定を締結しました。

そこで、平時から各団体間で意見交換等を行い連携を深めながら、災害発生時には本協定にもとづく迅速かつ適切な応援活動を行うこととしています。

 

締結日: 平成26年3月11日(団体名称は当時のもの)
協定締結団体: 福井県老人福祉施設協議会、福井県身体障害者(児)援護施設連絡協議会、福井県知的障害者福祉協会、福井県児童養護施設連絡協議会、福井県民間保育園連盟、福井県社会福祉協議会

 

 

  社会福祉施設種別協議会相互間の災害応援協定調印式

                       

 

代表者連絡会議および事務局会議の開催

各種別協議会および県社協では、災害時に迅速かつ適切な応援活動への体制が取れるよう、上記の協定に基づき情報交換を密にするための代表者により構成する連絡会議ならびに県社協に設置する事務局会議を開催しています。
また、平成26年10月には上記の協定に基づく応援活動が適切かつ円滑に展開できるよう基本的な事項を定めたマニュアルを作成し、協定締結団体での共有に努めています。

 

 

災害に強い社会福祉施設に向けた研修の実施

社会福祉施設経営者に防災・減災に向けた取組みの強化の契機としていただくとともに、具体的な“災害に強い福祉施設づくり”に向け、日ごろからの防災・減災対策の強化や、発災時における利用者等に対する継続的な支援の調整・確保等を行うキーパーソンとなる人材の養成を目的として毎年実施しています。

(平成24年度からの福祉施設防災マネジャー研修修了者数は延べ274名)

 

 令和元度実施研修

テーマ「地域における施設と災害対策 ~災害の実際と地域の中での災害対応を考える~」

(1) 災害に強い福祉施設づくりのための経営者セミナー

日時 令和元年10月30日(水)
会場 福井県社会福祉センター
参加対象 社会福祉施設長、管理者等
内容 災害の基礎と実際、自施設における災害対策 等

 

(2) 福祉施設防災マネジャー養成研修

日時 令和元年10月30日(水)、31日(木)、11月5日(火)
会場 福井県社会福祉センター
参加対象 福祉施設において防災対策等の中心となる職員
内容 災害の基礎と実際、自施設における災害対策、災害机上訓練、
普通救命講習 等(1日目は経営者セミナーと同内容)

 

 

 その他詳細は開催要綱等をご覧ください。